定期的なオイル交換は必要
北海道でお会いした方々にオイル交換の方法やバイク改造についてあれこれご質問いただいたので今回から整備日記形式でバイクのメンテナンスや修理について記して行きます。
第一回ということでおそらくバイクメンテで最も簡単なんじゃないかの個人的に勝手に思っているオイル交換について書こうと思います。
とはいえやることと言えば
- 汚れたオイルを出す
- きれいなオイルに替える
しかすることは無いので写真付きで解説していきましょう。
そもそもなんでオイル交換は必要?
バイクに限らず、機械においてオイルは潤滑以外にも、洗浄、保護のために役立っています。
長らく乗っていると熱で劣化して粘度が下がり、潤滑油としての効果が薄れてしまいます。
そのために定期的に交換する必要があるので、大体3000km~5000kmに1回か、1年に1回くらいを目安に交換しましょう。
用意するもの
レンチ
ドレンボルトを外すのに使います。サイズを確かめて買いましょう。
漏斗とオイルジョッキ
作業手順
①ポイパック設置
ホムセンで300円くらいのオイル受けをドレンボルトの下に設置する。
設置方法は箱に従ってください。
②汚れたオイルを抜く
オイル漏れしてるせいか汚れている。
オイルはドレンボルトを抜けば出ます。
ドレンボルトはエンジンの下の方、だいたいサイドスタンドの近くについています。例外もあります。
車種によってはカウルの下にあったりカバーを外したりしなくてはいけないのですが、うちのは運よくむき出しでした。
ぶっといボルトでうちのバイクだと大体17mmくらいのレンチで回します。
オイルを抜き取る前にエンジンを10分くらい回しておくとオイルが柔らかくなって抜けやすいとか聞いたことがあるのでそうしていますが、出てきたオイルは熱いのでやけどに気をつけましょう。
今回はてろーりと真っ黒になったオイルが出てきました。
そりゃまあ北海道で7,765kmも走ればね。旅行中に1回くらい換えときゃよかった。
全部抜けきるまでしばらく待ちましょう。出切ったかな?と思ったあたりでまたがってみて車体を軽くゆするとまたドバーっとでてきてビビります。
抜けきったらドレンボルトを戻しましょう。この工程を忘れると悲惨です。
③オイルを入れる
次はオイルを入れます。
量はバイクによって違いますが、インターネットで調べるなりサービスマニュアルを読むなり取扱説明書を読んだりして調べましょう。
量る際は気持ち多めに量っておきましょう。大体こぼすから。
ビラーゴはエンジンに書いてあるからすごくわかりやすい。
写真の黒い蓋みたいなのがうちのだと給油口です。ご自身のバイクでやるときは調べてください。
今回はしませんがエレメント交換もする時は100ml多めに入れるといいらしいです。
エレメントが吸い込む分かな?
フタを開けてビーカーなりメスシリンダーなりオイルジョッキ等で量った規定量のオイルを入れましょう。
フタを閉めればオイル交換終了です。
あとはこぼしたオイルを掃除したらもう乗れます。
ついでに洗車もするとスッキリします。
靴底についたやつも拭いておきましょう。滑ります。
これで行きつけのバイク屋さんがお休みでもオイルくらいは自分でなんとかできるようになるでしょう。
おつかれさまでした。