貧乏旅行のしおり
僕は学生の頃お金は無いけど暇はたくさんあったので、格安航空券で東南アジアによく行ってました。
当時は今とは違う政権だったため、円高がすごかったので航空券がやたら安かったのを覚えています。
大体1回につき1週間~2週間くらいの期間を滞在費5万くらいで済ましていました。
着いたら何をするでもなく、現地の古本屋でガイドブックを買ったり、おなかをこわしたり、ちょっとした観光地に行ってみたり、現地でツアーに参加したり、ホテルのハンモックでぼんやりしたり、屋台でなにか食べたり、お腹壊したり、ドミトリーで仲良くなった知らない子供と遊んだり、お腹をこわしたり、英語も日本語も通じない友達を作って一緒にうろついたり・・・と割とよくわからない遊びをしていました。
そんな中で身につけたパッキング技術とできるだけ荷物を減らす方法を今回はお教えしたいと思います。
LCCの座席は、狭い。
リュックの選び方
格安航空会社は預け荷物が有料になるので、リュックは大体機内持ち込みサイズ内でいちばん大きいものを持っていっていました。
この2社だと次のようになります。
エアアジア
画像はエアアジア・ジャパン公式サイトより引用
ジェットスター
高さ56cm×幅36cm×奥行23cmが最大サイズのようです。
どちらも同じですね。
画像はありませんので公式サイトをご覧ください。
他の航空会社については各自調べていただければと思います。
とはいえ入れるものと言えば航空券や財布、パスポート以外だと、着替えと携帯・カメラの充電機くらいで、他に何か持っていった覚えはありません。
貴重品は基本的に体から離さないのでそんなもんでしょうか。
学校の修学旅行にも背負っていったのでけっこう浮いていたのを覚えています。
とは言え、あまり安いものを持っていくといざ走って逃げる時に走りにくくてはいけないので、登山バッグなどの体にフィットして動きを妨げないものが良いでしょう。
登山バッグだと荷物が増えても腰のベルトを締めることで腰の負担が減るのでとても役立ちます。
具体的に僕はオスプレイのケストレルの58Lのものを持っていっていました。
あとは底にチャックがついているものをおすすめします。
それとバックパックを選ぶ時は、かならず入り口にチャックが2つ以上ついているもので、南京錠を付けられるようにしておきましょう。
が、現在は廃盤になってしまったので、最新型を載せておきます。
楽に動けるパッキングのコツは一つだけ
パッキングのコツはずばり重い物は下に入れる。
これに尽きます。
重量物は底の方に入れることで動いた時、バックパックのブレが抑えられて疲れにくくなります。
意外とバックパックの中で、圧縮袋などに入れた服が一番重かったりするので僕は服が一番下に入っていました。
これなら落としてもクッション代わりになるのでオススメです。
それにいざ服が出したい時は先述した通り、底にチャックがついているバックパックなら出し入れが楽なので試してみてください。
バックパックには鍵をかけて!
特に空港だと付けたほうがいい!
前述した通り、バックパックには鍵をつけておきましょう。
チャックに南京錠をつけておくことで、スリにあったり、なにか薬物などを入れられるのを防げます。
実際にバックパックに余計なものを入れて密輸の片棒を担ぐ羽目になったり、逮捕されたりすることがあります。
東南アジア諸国では薬物の所持はいかなる理由があっても100%極刑に処されるので南京錠は絶対に付けましょう。
南京錠は100均の安いやつとかでも充分効果があるのでとりあえずつけておきましょう。
ただしフライトの間荷物を預ける場合、南京錠は外しておきましょう。
さもなくば壊されます。
どうしてもの場合はTSAロックの鍵なら航空会社のマスターキーで開けられますのでつけっぱなしにしたいならTSAロックでいきましょう。
こんなやつ。ダイヤル式のものが多い
サブバッグがあると便利
現地をうろつくのにバックパックを背負ったままというのも面倒なので、バックパックはホテルに置いて小さめの鞄を現地で(当時)200円くらいのを買って背負っていました。
お土産とかを入れるのにちょうどいいのと、万が一盗まれてもそんなに悲しくならないのでオススメです。
強盗にあった時も、この鞄に財布が入ってるといって差し出してさっさと逃げた覚えがあります。
次は貴重品を入れる鞄についてお話します。
ただしパスポートは尻から出る
スリや強盗もインターネットで情報収集する時代です。
マネーベルトの存在はすでに知れ渡っています。
強盗にあった時に真っ先にシャツをめくられた覚えがあります。
腰にマネーベルトがついているとそのまま持っていかれます。
というか腹巻きタイプのものやマネーベルトは蒸れます。
そこでオススメしたいのが下着の中に入れるタイプのスマートポケットというもの。
こんなやつ
ベルトに紐をひっかけてズボンの内側に入れておくことで、パッと見なにもない様に見える上、スリも手が出せません。
強盗も時間がかかるのを嫌うので、わざわざズボンを脱がせてまで物を取ろうとはしません。
ただし熱帯域に行くともれなくケツ汗でビショビショになるので濡れて困るものはジップロックとかに入れてからの方がいいかもしれません。
入れなかったせいで僕のパスポートはヨレヨレです。
気をつけましょう。
なお、服の上からもカード情報を盗むスキミングが横行しているので、防止機能付きのものを選べばいいのですが、このタイプのものは見つからりませんでした。
なのでこのテのものを使うならカード類を銀紙で包むか、スキミング防止カードを使いましょう。
このカードの間に挟むとスキミング防止できます。
服は現地調達
服はあまり持って行くことはありませんでした。
せいぜい現地に着くまでのためにシャツ2枚くらいと飛行機やホテルの中が寒かったりする時用に薄手のパーカー1枚と後は下着と短パンを履いて行くくらいで、後は現地調達していました。
その土地の人と似たような服装をすることでたちの悪い人達に目をつけられないようにするというリスクマネジメントも含まれていますが、まぁ日本から持って行く荷物を減らすのが一番の目的でしょうか。
特に東南アジア圏は非常に服が安いのと、あまりいいもの着ていると、強盗にめっちゃ狙われます。
そんなに高いものじゃないから~とか思ってても容赦されません。
なんとなく強盗が知ってるブランドの物なら金があると見なされます。
それになによりも服よりも現金の方が軽いですしね。
値引き交渉のコツ
西武デパートや食事屋台などは別ですが、大体のお店の人はけっこうふっかけてきます。
なので値引き交渉には気軽に応じてきます。
と言うか値引き交渉前提でやってきます。
そのため、「コレとこれ買うから安くして!」とかいうやり取りを屋台でよくしていました。
向こうの提示してきた額の3分の1くらいに値切れたらまぁいいかなとか思ってました。
向こうだって商売にならない額なら売らないのでお互いいいかなって額まで値引き交渉をしていればなんとかなります。
適正な値段が分からない時はその商売をしていない人に値段をきくと適正価格を教えてくれます。
服に限らず、例えばトゥクトゥクやバイタクの値段が分からない時は、
「アレでどこそこ行きたいんやけどなんぼくらいかかるかな?」
とか言うと現地の人は割と教えてくれます。
英語が拙くてもなんとかなります。というかなんとかなりました。
この記事で語りたいポイント
リュックについてのポイント
- リュックは登山バッグなどの動きやすいものを使う
- 重い物は底に入れる
- 物を入れられたりするのを防ぐためチャックには南京錠をつける
- もう一つ小さめのサブバッグを持った方が荷物を丸ごと盗られずに済む
- 有名ブランドのバッグは避ける。強盗してくださいと言っているようなもの
服装について
- 基本的に安いので現地調達
- ブランド物はカモアピールなので着ない
- 現地の人と似たような格好でいれば目立たなくてよい
- 貴重品はパンツの中に
- スキミング防止カードを入れよう
- 間違っても一眼レフのようないいカメラを首から下げて歩かない
このポイントを守っていれば大体安全で快適なのではないかと思います。
足りないものは向こうで買えばいいのです。
お試しあれ。
TSAロック探してて見つけたんやけど、このスマホで解錠できるやつすっごいよくない?
これ置き忘れるとアラーム鳴るし。
だれか買ってレビューして!ブログ見るから!