北海道ツーリング2018-草原巡りと厚岸一人カキ祭りの巻-

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草原巡りと厚岸一人カキ祭りの巻

7/29
隣とパリピが寝静まってる内に出よう。
と思ったがよく考えたらスパークプラグケーブルが届いてるので出発前につけてしまうことにする。

プラグケーブル交換のやり方

プラグケーブルの説明書を読んでいるとだいぶ前に、たしか北上してる途中に信号待ちでうちのビラ子を褒めてくれたカブのお兄さんと再会する。

またバイクを褒めてもらえた。いじるのに苦労してたから素直に嬉しい。
このお兄さんとはこの後何度か追い抜いたり追い抜かされたりすることになる。
さて、ここでいつものHowto記事みたいにまとめてみたいと思う。

必要なもの

NGKパワーケーブル

ビラーゴにはV2Kを使いましょう。

120度のものがドンピシャでした。

ニッパー

あるとなにかと便利です。

線の太さに合ったものを買いましょう。

プライヤー

ペンチとも言う。
通ぶりたいならプライヤーとか言うとちょっとかっこいいぞ。
ニッパーがなかったらこれで線を切ってもいいかも。

作業手順

買ったのはNGKのパワーケーブル、2008円
まずは元からあったケーブルを引っこ抜く
元からあるケーブルを10cmほど残してチョンパして付属のアダプターを2cmくらいねじ込む
プラグがねじ込み式だったので付属の差し込み式変換アダプターを上からプライヤーを使って軽くねじ込む。写真は撮り忘れたあとはケーブルを差し込めば
完成!黄色いケーブルもカワイイじゃないか
ステッカーがついてきたので傷隠しにとりあえずタンクに貼る。
スパークプラグケーブルは説明書に従ってつけ始めて1時間くらい
でなんとかついた。
エンジンもかかる。
これで漏電が直ればいいんだけど…
触ってみるととりあえず感電はしない。
大丈夫そうだ。
8時ごろ出発

宇宙展望台

1時間ほどで宇宙展望台に着いた。
誰一人いない、独り占めだ。
宇宙と言えば走ってる最中にいつも「伊集院光深夜の馬鹿力」という深夜ラジオの録音を聴いてるのだが、その中の(多分90年代後半あたりの)コーナー、「珍肉番付」に、
「ボンドを嗅いで回転ジャングルジムに乗る遊び、宇宙を堪能してた3人組が」
というワードが出てくるのだがそれを思い出してちょっと笑ってしまった。
ひとがいないからいいものの見られたら確実に変質者だ。
さっそく上まで登って景色を眺める。
このサビた風見ラムもグッド。
柵にどこを向いてるか書いてあるからわかりやすい
鐘もつける
絶景にしばしぼんやりしていると他にも人が来た。
邪魔になってはならないと退散。

チーズとヨーグルトのラ・レトリ

なにやら雲行きが怪しくなってまいりました。
明日以降この辺り降るみたいな話を聞いてたし、とりあえず西に向かうことにした。
の前にヨーグルトで有名なラ・レトリにお昼を食べに行く。
レンガ造り風の建物。
チーズドッグセット700円を注文。
チーズドッグにヨーグルトがついてくる。
板張りの内装に切っただけの木でできた机と椅子が並ぶ中中空を眺めてぼんやり待つ。
ヨーグルトはさすが推してるだけあってかなり美味しい。
すこし酸っぱめなのがまたいい。
チーズドッグ
パンにマスタードが塗ってあるホットドッグの上からチーズのかかったホットドッグが出てきた。
だいたい見てる人の想像通りの味だけどシンプルだからこそチーズのうまさが分かる。
気がする。
だいたいのものをうまいと捉えるような舌の持ち主がそんな細かいことを分析はできんのだ。
チーズがリーズナブルなお値段

Aコープ

そこからまた走ってると脱水でフワフワし始めたのでAコープてしかがで休憩。
なんかJAの職員の格好をした牛の絵が描いてある。ある意味共食いキャラじゃないだろうか。

開陽台

すっかり曇ってしまった。

なんでもここはキャンプ場も併設していてバイク用の入り口もあるらしい。

こっちかー

この矢印に従って行けばいいのね

こんなオフロード登れる気がしない

展望台に人が続々と登るビーフの像がお出迎え

幸せの鐘は鳴らすとけっこうやかましい

中ではチーズの歴史を教えてくれる
というか酪農の歴史かな
ただし2輪無料駐車スペースに行くのは命がけだモォ〜

うちのビラ子では間違っても入ってはいけない

900草原

900草原に行く。
…草原の景勝地って1日で3つも回るとさすがに飽きるな…
ここで地図を見て頭の中に光明がさす。
そうだ、厚岸に行ってカキを食べよう。
1日くらい雨とか大丈夫でしょ、多分

道の駅あっけし

道の駅あっけしで禁断のカキバラエティを注文してしまう。
生ガキと焼きガキとカキフライとスパゲティのセットだ。
今となってはどうかしていたんだろう。
しかし気がつくと夢中になってカキを平らげていた。
生ガキはその辺の道の駅で食べるような夏のしょっぱいカキではなく、塩気控えめでカキ自体の味を存分に楽しめた。
真ん中にカキ酢?があってだしの効いた酢で食べるのもアリだと言われた。
せっかく用意してくれていて悪いが個人的にはやっぱりレモンでいただく方が美味しかった。
岩ガキではなくマガキを生で食べるのは初めてだったが非常に美味しかった。
ミルクスパゲティは生ガキを食べた後のせいか、ただのスパゲティだった。
たしかに乗ってるカキを食べるとなんとなくカキだなーと思うけどそれ以上の感想は出なかった。
最初にでていればもしかしたら…!
カキフライは大粒のカキフライをレモンかタルタルソースでいただく。
カラッと揚がったカキフライはほどよい火の通り具合で、でかいからかカキ食ってます!という満足度が高かった。
上アゴをヤケドしたが後悔はしていない。
焼きガキはやっぱり焼きガキだ。
どこで食べても美味しい。
地元でも食える。
意外と生ガキについてた酢でもイケた。
むしろ焼きガキにあの酢をつけて欲しいと思った。
…今度は生ガキだけを注文しよう。
夢の時間も終わり、5000円を払い出る。
カキってやっぱうめーなぁ…でも5000円かぁ〜。一人暮らししてたときの1週間の食費くらいあるぞマジで。
ただこれではっきりした。
冬場のカキ小屋で食うとき以外火の通ったカキはシーズンに自分で殻付きを買ってきて酒蒸しにするのがいちばん美味い。
これに尽きる。
しかも酒蒸しにすればその後雑炊も楽しめる。次からはそうしよう。
生だけは自分でやるのは怖いのでやっぱりお店で食べたい。
毒を食らわば皿までという言葉をここにつかっていいのかはわからないが更に蒸しガキを注文。500円。
ここが家の近所になくて本当によかった。
そうじゃなければおれは間違いなくカキで破産している。
おれの2大これのためなら前勤めてたブラックアニメ会社が爆発炎上してもかまわない食べ物のツブとカキ。これがあちこちにある北海道は恐ろしいところだ。
この店にやられた顔ハメってこの手のどこから顔出してんのかよくわからないの多い
ちょっとした水族館もあるカキ水族館だった
この常温真空パックのホタテがやたらうまかった。
さてとそろそろ行くかと駐車場に戻ってみると隣のハイエースから出てきたおじちゃんが話しかけてきてくれた。
なんでも元バイクの技術者で定年を迎えてからずっとハイエースで旅行しているらしい。
こういう老後いいよなーとか憧れつつ話を聞くと、何故かホンダのゴリラを3台、しかも初代から3代目までを持ってるとかで専らレストア中らしい。ええな面白そうやん。
なんだかんだ1時間ほど話し込んでしまい気づけば5時半。
そろそろ行こうかと思ったところにボルゾイが歩いてくる。こっち来た。
おとなしい子でトットちゃんと言うらしい。
触らせてもらう。
けっこーフレンドリー。
そしてなんかやけに足が長い。
やっぱ犬はかわいい。
うちの長いコーギーが恋しくなってしまったじゃないかっ!
まあそれはそれとしてそろそろ寝床を探さなきゃなので観光案内所にきくと210円で泊まれるキャンプ場があるらしい。

今夜のお宿

筑紫恋キャンプ場に泊まる。

何やら橋を渡った先にある半島の端っこで、えらくガスっている。

愛想のいい管理人のおじちゃんに210円払い設営しようと思ってたらなんか見覚えのある750のBMW。
一昨日呼人浦で会った人だ!
向こうもこちらにすぐ気付いたようで声をかけてくれた。
なんでも道の駅で見覚えのあるバイクあるなーとか思って探してくれていたらしい。
すまない、カキ食ってた。
霧に包まれたキャンプ場は鹿がうろうろしてるくらいでトイレも綺麗だしなかなか快適だ。
ただ、電波が入らない。
これではブログの更新もできないじゃあないか。
まだ8時だけど寝ることにしよう。

次回予告

アイヌコタンと汚いスナフキン編

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