草津よいとこ一度はおいでを真に受ける男達
「温泉とか行きたい」
2018年冬、高専のときからの付き合いのベーシストのM氏(星新一に出てきそうな名前だな)がふとそんなことを言った。
いいね〜とか乗り気なおれ、そこに腐れ縁ズのU氏も加わり、雪積もる前とかの方がいいねとか温泉街とかうろつきたいとかいう話をしている内になんだかんだあって草津温泉に行くことが決まった。
旅館の相場はよくわからないが、素泊まりでお値段は1人7,000円+入湯税くらいとお安い(と思う)、菊水荘を予約した。
湯畑から近くてよさげなところだ。
せっかく行くならと図書館でガイドブックを借りる。行くおれより行かないおかんの方が熱心に読んでた。春になったら運転手させられそうな予感・・・
草津温泉に行こう!
2019/1/19
7時26分頃ぴったりにM氏の車が迎えに来た。
おれもU氏も軽自動車なので長距離や雪道の運転には向いてない(というか凍結路怖い)ので、彼のインプレッサスポーツにご登場いただいた訳だ。
たしかこんな感じの車。パドルシフトいいなー。
小粋なトークで車酔いを防ぎつつ妙高あたりの雪深さについてブーブー言う。
高速道路はまだ塩カルや除雪車のおかげで道路に雪が無いがこの積もりようである。
今年は暖冬らしいのでパーキングエリアもまだそこまで積もってないがちょこちょこ取り切れてない雪が凍ったので滑って怖い
しかもこんなときに限って靴は防水のブーツとか履いてこなかった。染みるわぁ~
ゲレンデにいる時以外、やっぱり冬は嫌いだ。
道中、道の駅のどこかでおやきを買う。鹿入りらしいが味付けが濃いのでイマイチ鹿感はわからず。 同じパーキングでチキンステーキ串もいただく。レモン風味。
軽井沢アウトレットパーク
M氏が軽井沢アウトレットパークに寄りたいというので賛同する。
特にファッションにこだわりはないが、せっかく行くんだから寄りたいところは寄るべきだ。
どうでもいいが軽井沢のコンビニやガソスタは彩度がやたら低い。景観に対する条例とかあるのだろうか。
なにやらオシャレな建物が見えてきました。
いかにもオシャレな人が来るためのところ。もちろんおれはその場から浮いている。地面から3mmくらい。
オシャレな家族が来る所なので当然子供さんが遊ぶためのスペースも完備。
このスペースの端っこあたりに近くに親らしき人もいない子供が落ちてたけど大丈夫だっただろうか。
行って帰ってきた頃にはいなくなってたけど。
アウトレットパークを満喫したので改めて草津に向けて出発することにした。
長野県民って山見たらだいたいどの辺か分かるってマジ?
アウトレットを後にした車中で、長野県民は山を見ればだいたいどの辺にいるかわかるという都市伝説を聞いた(たしかこんな感じの会話だったとおもう。)
試しにTwitterでこの写真を出してみたところ、ちゃんとレスポンスがきた。
軽井沢でなんかすげー山
長野県民は山見ただけで方角が分かるって話はマジなのかな? pic.twitter.com/7Ladme1Drg— よく喋るろくでなし (@talkative_roku) 2019年1月19日
軽井沢役場の近くらしいです。
長野県民、すごい。
ここいらで気温がマイナスと2度くらいを行ったり来たりしてアイスバーンとか無いかなと内心ビビりつつもなんとか草津温泉にやってこれた。
近づくにつれ、ガラスが曇らないように外気取り入れにしてたエアコンから硫黄の匂いがただよってきてテンションが上がる。
草津温泉
とりあえず荷物を置きにまずは旅館にチェックイン。
看板に従って向かう。道が凍ってて怖い。
菊水荘の前で1枚。謎の萌えキャラが目印。
twitterに投稿しようと友人の顔を隠すスタンプを使おうとしたらなんか逆さになったので面白半分にそのまま投稿したら本人から文句を言われた。
入るとお風呂や宴会場の場所を案内してもらえる。早めに予約したのでいちばん広い部屋を用意してくれたのこと。ありがたや。
外が寒すぎたのでしばらくこたつでくつろぐ。
このままこたつで永遠の時を過ごしかねないので一念発起して外に出ることにする。
ザ・温泉地といった通り。
有名な湯畑。観光客多し。
湯もみショーには大勢並んでいた。時間制らしい。並ぶのが嫌いな石川県民、これをスルー。
湯畑の周りは温泉地ならでは・・・というより観光客を呼び込むためのスイーツ店とか並んでた。
90年代の少女漫画の付録みたいな絵のマンホール。年季を感じる。 1年に何人が湯畑の中に落ちて大変な目にあうのだろうか(落ちねえよ)落ちたら確実に茹で死ぬだろうな
ここいらでせっかくなので光泉寺にお参りすることにした。
この上り階段でフトモモをやられる。 上からの景色もグッド
ここでお参りとしゃれこむが神社のお参りのマナーは知ってても寺でのマナーを誰も知らないことに気付かされた。
とりあえず周囲を真似て適当にやっておいた。
きっと多少間違ったところで目くじらを立てるほど仏様は心が狭くないはずだ。
帰りの階段でフトモモに味わったことのない感覚を味わう。ああ、これだからデブは。
せっかく草津に来たのだからと御座之湯に入ることにする。
入湯料大人600円。2種類の湯を楽しめる。
バスタオルは1300円買い切りなので持っていくのがベター。
湯畑ライトアップ
湯畑のライトアップはライトの色が変わる。
携帯の性能かはたまたおれの腕のせいかブレブレ。暗い所に強いカメラが欲しい。
この先は君の目で確かめてみよう!(昔のゲームの攻略本風)
うん、まぁ、なんだ、実物を見に行ったら感動するよ!
旅のテンションでステーキとか食っちゃう。味は・・・・・ブログってさ、楽しいことだけ書いていればいいとおれ思うんだ・・・
旅館に帰って寝ることにする。
2日目
なんだかんだで早めに目が覚めた。
旅館の温泉に入り、温泉の暖かさと浴室の寒さに震えたりした。
泉質は酸性で肌がつるつるになるとのことだ。
温泉から出てからどうしようかと思ったが友人達は寝てたりプリキュアを見てたりするので少し散歩してくることにした。
表に出るとつららが下がっている。相当寒いんだなここ。
人の少ない湯畑は昨日とは一味違って良い雰囲気だ。
昨日ならこんなアングルだと人が多すぎて撮れなかったが朝なら余裕で撮れる。
地面や壁には瓦で模様を作っている。
自撮り台からはこんな写真が撮れる。
ライトアップのための設備かな?改めて見ると本当に温泉地に来たんだなーとか思う。ちちやは決してブラジャーの店ではない。 いつの3月7日なんだろうか。
夜になるとガス灯が灯る。シックなセブンイレブンが目印。
湯もみ踊りの顔出し看板。最初板に「くさっ」と書いてあるように見えたのはここだけの話。
騒がしくないせいか硫黄のニオイが気になる。 やたら東京アピールをする草津温泉。結構遠くねえか?
西の河原公園
温泉まんじゅうの試食を食べたりしながらぶらついていると西の河原公園の看板が見えた。
せっかくなので入ってみることにする。ヌッ!金曜は混浴とな!!?まぁ入る勇気は無い。 公園内はあちこちからお湯が湧いていて足湯とかもあったりする。 道の端がカチコチに凍ってて油断するとスベる。
ここから先は雪に閉ざされているので行くのはやめとく。滑るし。上から見た公園の全景。足湯を楽しむ人がちらほら。
そろそろプリキュアが4人くらい殴り殺していると思うのでそろそろ戻ることにする。(よく知らないがたしか殴り合いとかしてた気がするし)
軽く迷子になったりしたが、9時くらいに戻ってみると2人共起きていた。
U氏曰く地球規模でプリキュアが増える話だったらしい。人類総プリキュア計画。ちょっと見てみたかった。
帰り支度をし、旅館を後にする。
帰りは菊水荘の文字通り看板娘、白目の無いきくちゃんがお見送り。端のめくれ具合に年季を感じる。
どうもグッズ展開を狙っているらしい。踏み絵の異名を持つ下駄とか言っちゃうセンスがグッド。
タオルにも。take freeとのこと。持って帰ろう。
お土産を買おうということで車に荷物を置いて散策。
草津町民憲章。さすが観光地
Neue Post で朝食。このソーセージとザワークラフトを小さめなフランスパンで挟んだホットドッグが感動するくらいうまかった。
馬タンの燻製とか買っちゃう。おいしかった。
この後やたら試食させてくれる温泉まんじゅうのお店でお土産を買う。
帰りの車でまんじゅうをつまみながら帰路についた。
塩カルまみれになりながら長距離の運転をしてくれたM氏に感謝しつつこの旅行記を締めたいと思う。
やっぱ冬ってクソだな!
これも土産物屋で見て少し迷った。
馬タンが気になる方はこちら!多分おれが食べたのと同じような味がすると思う。
草津の湯を味わいたい方はこちらをどうぞ。飲むなよ!