クラッチケーブル交換のやり方
作業時間:1時間くらい
費用 :\1,802(税別)
クラッチは大事です。
クラッチが切れないとギアチェンジが途端にしんどくなります。
もしケーブルが切れちゃったら止まる時はキルスイッチで、発進はセルモーターで、回転数を一瞬だけ落として回転数を合わせてギアを上げるブリッピングでギアチェンジ・・・なんてバイクに優しくない方法で走る羽目になります。
クラッチケーブルの確認方法
クラッチケーブルが伸びてる、もしくはちぎれかけているのをどう見分けるか。
とりあえずクラッチを切ってみてこうなってないか確認してみましょう。
ばいくのりたい(なおクラッチワイヤー) pic.twitter.com/e9X9LZjkAD
— マサキチ@Tシャツ屋さんはじめました (@talkative_roku) May 4, 2019
大体手元側がちぎれていると思うのでそこを見分けたらいいと思います。
もしくはオイル交換をしたのにニュートラルに入りにくい、ギアチェンジがしにくい、クラッチを切ったままギアを入れた時少し動く、クラッチを切っててもバイクが動き出す
などの症状が出るようならクラッチワイヤが切れかけているので交換したほうがいいと思います。
バイクが動き出すようならもう切れてます。さっさと直したほうがいいです。
外したらこんな感じになっていました。あぶねえ。
必要なもの
クラッチワイヤ
コレに関しては純正品を買うのがいいと思います。
部品番号2UJ-26335-01で純正部品が出ますのでヤマハの代理店に行くかモノタロウあたりで買いましょう。一応モノタロウのリンク載せておきますが僕にはまったく利益はないので触らなくてもいいです。
多分お近くのバイク用品店で言えば取り寄せてもらえます。
工具
ラジオペンチ
ソケットレンチセット
これがあればなんとかなる。
とりあえず愛用してますがかなり使い勝手がいいです。
最初についてる開き止めの紙の帯はかなり強度が無いのでさっさと捨てて輪ゴムとかで留めましょう。
作業手順
前準備
付ける前にワイヤーの錆止めに油を差しておきます。
クラッチレバー側を上にして、下にはビニール袋に入れたキッチンペーパーなどで床に垂れないようにしてに高低差をつけてエンジンオイルやチェーンルブのような粘度のある硬めの油をとろりと流し込みます。
油が全体になじんだら多分大丈夫ですが、念の為つけてからしばらくは定期的にサビが無いか確認しましょう。
クラッチを外す
ここのサビたボルトを外します。
裏側がナットで留ってるのでペンチで掴んで回します。
クラッチケーブルの根本に付いているゴムのカバーを取ります。
指でつまんで引っ張れば取れます。
写真は外した後ですが、クラッチケーブルの調整ネジを写真のようにまっすぐにします。
クラッチを外側に引っ張るとなんとなく取れるので裏返してワイヤーの先についている円筒形のタイコを外します。
こんな感じになっているのでクラッチをひねれば取れます。
ワイヤーが外れたらゴムのカバーは外してどこか無くさないところに置いておきましょう。
取れたら次は足元を外しましょう。
足元のケーブルを外す
エンジンカバーに留まってる黒いボルトを外します。
ハンドルやフレームにケーブルを通すための輪がついているのでそこで押したり引っ張ったりして外します。
外したらこうなります。
反対側に回ってエンジンカバーに刺さってるキャップボルトを外します。
とりあえず1本
反対側にクラッチワイヤが引っかかっているところがあるので外します。
おそらく外すとエンジンカバーの間に指が入るのでそこからワイヤーを引っ掛けてあるところにアクセスできます。
ここに引っ掛けてあるので、ワイヤーを引っ張ればゆるむのでぐるりと隙間を通して外します。
取り付け&遊び調整
外れたら新しいワイヤーを外したのと逆の手順で付けます。
ついたらクラッチレバーの横についているゴムカバーがついているところの、クラッチ調整ネジを回して遊び調整をします。
皿みたいな薄いナット、アジャスタ固定ナットを指でゆるめて調整ネジ本体を回して長さを調整します。
調整ネジを緩めればワイヤーが引っ張られて遊びは少なくなり、スパっと切れるようになります。
調整したらアジャスタ固定ナットをクラッチレバー側に回して固定します。
試運転をしてちょうどいいところを見つけましょう。
どうしてもしっくり来ない時はバイク屋さんに見てもらいましょう。
お試しあれ。