シートって割れるよね
皆さん、シート割れてますか？
僕のビラーゴは１９９６年、僕が小学校上がるか上がってないかくらいの頃のバイクなのでバリバリに割れてます。
そこから夜露や雨が滲みてきていざ乗る時に尻にイヤ～な汁が・・・
そんなのイヤっ！アタイ耐えられない！
ということで張り替えることにしました。
ソファーみたいなシートに必要なもの
だいたいこんな感じの道具を使います。
材料
元々ついてたシート
シートベースと中のフカフカを使います。
ここから先は画像をクリックすればどんなものがあるか見られます。
使用に支障はないと思いますがご自身に合ったものを使いましょう。
合皮
好きな革を使えばいいと思います。
ビニール袋
無くてもいいかもしれませんが、あった方が防水できます。
厚いやつがあるといいです。
くるみボタン
普通のシートには要りませんが好みによってはつけてもいいかもしれません。
DIY用のとかの自分でくるむやつより出来合いを買ったほうがいいと思います。
自分でくるむとすっごい大変な上に角ばります。（１敗）
タコ糸
なんかこの表情がすっごいいい。
じゃなくて、ボタンをつけるときに使います。
割りピン
シートのボタンつけに使います。
ボタンつけなければ無くてもいいです。
必要な工具
革を縫えるやつを使いましょう。
とはいえよくわからないと思うので、それなりのやつを買っておけばだいたい縫えます。
お店できいてみてもいいかもしれません。
家にあるならとりあえずそれでやってみましょう。
裁ちばさみ
最近はゾーリンゲンと言わなくて驚きました。
革を切るのに必要です。
タッカー
革を張るときに使います。
手に刺さると痛いです。
マイナスドライバー
タッカーの針を取る時に使います。
ペンチ
針を抜くときに使います。
シート張り替えの手順
シートの分解
まずシートを裏返します。
ウラ
タッカーの尻かマイナスドライバーで元々刺さっていたタッカーの針を抜きます。
やりにくかったら一度マイナスドライバーで飛び出した針をペンチで引っ張りましょう。
全部外すとシートベースが取れます。
取れたら次はボタンを留めている金具（指で指してるところ）を取ります。
ハサミで切っちゃいましょう。
これで全部取れます。
黒い抑えはまた使うので捨てないで取っておきましょう。
中のスポンジが濡れてる場合が多いと思うので、これを機に天日干しなりしておきましょう。」
シートをバラしてる最中は犬が見に来ます。
革の加工
分解できたら縫い目に沿って開きます。
裁ちばさみでやりにくかったら糸切りバサミなり文具のハサミを使いましょう。
開いた革を型にして気持ち大きめに切っときましょう。余っても縫い込んでしまえばいいのです。
大きめに切らないと面倒です（１敗）
マジックで大雑把に！！
切ったら合わせてみましょう。気分がいいです。
切った革を元の形を参考に縫い合わせます。
ミシンの滑りが悪い時は革にワセリンとか塗るとすごく縫いやすくなります。
この辺はここで読むより縫い物のサイトを見るかおばあちゃんに訊いたほうがしっくりきます。
ボタンつくり
これを作ります。
本来なら出来合いのを使ったほうが絶対に上手くできるのでその方がいいと思います。
でもボタンも作りたい方のために説明しましょう。
１００均のくるみボタンセットを使います。ビラーゴのはだいたい25mmです。
気持ち大きめに切ります。
このまま包むとくっちゃくちゃになったので、切れ目を入れましょう。
切ったらウラにボンドをつけます。
包みました。
ボタンつけ
ボタンをつけて革を固定しましょう。
まずはゴミbビニール袋をかぶせます。
割りピンをほどよい長さに切ったタコ糸に引っ掛けて
革のちょうどいいところに刺します。
刺したらボタンに結んでしまいます。
そのままゴミ袋を突き抜けて
ウラまで通して最初にあった黒い抑えで留めます。
それを繰り返すとこうなります。
縫い目が汚いのは不器用なだけなので気にしないでください。気にされるとヘコみます。
革張り
ここまで来たらシートベースの上に乗せて、革をタッカーで張りましょう。
やっている最中は必死だったので写真を撮っていませんが、手順としては
- 中心を決めて前と後ろで1箇所固定する
- 革を引っ張りながらタッカーを打っていきます。
- ギュウギュウ引っ張りながら形がきれいになるように気を使いながらひたすら打ちます。
- 気がついたらできています。
失敗したら最初みたいにマイナスドライバーとペンチで抜きましょう！
完成！
多少歪んでいるのは味だと思いこむことにしましょう。
どうせ付けたら見えねーよ！
ボタンがついてないシート革の替え方
- 革を剥がします
- 革をちょうどいい大きさに切ります
- 前後2点を留めてから手で引っ張りながらタッカーで留めます
- 上手にできました
以上です。
革を変えれば好きな色や材質になるので見た目をガラッと替えたい方はおすすめです。
お試しあれ。
